*べんちゃらだと思うが、診察にやってきたUさん、「センセに診てもらうと十年若返るわ」、となるとあと七回か八回来られたら、子どもになる勘定やね。いいよ、小児科が専門だから、診てあげるよ。
*今日のメディア逍遥
〽ポリーニの丹精を背にシューベルト連綿抒情雨上がりの午後
*いつも、やや一歩的にしゃべるNさん、今日もいろいろの事柄について話しているが、その結論「まあ、物事を前向きに考えないとあきまへんな」とのこと。それで十分前向きと思うけどな(笑)。
*今日のメディア逍遥
*学齢期を中心として、インフルエンザB型も流行っているようだ(写真)。中学生の男児に、「空中飛行」の話をすると、タミフル・イナビルなどの抗インフルエンザ剤は服用しないことで納得。子どもを和ませる導入会話(その2)「昔から、賢い子しか、風邪ひけへんと相場は決まってんねん、そやから、君、怪しいで、そんじゃ、検査いってみよう!」と、迅速検査で陽性ならば、「言うてる通りやろ!」陰性ならば、その時は…
*昨年、法人合併したので、他事業所にあわせて、今年から1日早い1月4日からの始業。病児保育「まつぼっくり」はさっそく3人の利用、今日から仕事との親もいるので助かっているとの事。
*正月明けは、子どもたちとの会話もはずむ。「お年玉、たくさんもらったん?◯ちゃんとせんせはお友だちやろ、お友だちは困ったときに助け合わな、あかん のやで!せんせが困ったとき、携帯するから助けてや」と言うと、きょとんとする子、「ママがお年玉あずかってるんや」とか「もうそんなにあれへんで」とか 回答はさまざま…
*今日のメディア逍遥
バロック後期のイタリアのバイオリニスト・アンドレア・ツァーニ( http://bit.ly/w3p2bM )のバイオリン協奏曲集。連綿たる弦の調べが美しい。
*インフルエンザワクチン・ラプソディ二題。「ワクチン打つから、腕を出してください。」「要するに手を抜けば良いんですね。」「あのお、注射するときは、決して手を抜きませんので。」と訳の分からない会話。「Tさん、ワクチン打っとこか?」「アホは風邪引かんからええわ。」「何言うてんねん。今年のインフルエンザは、そんなの関係なくかかるでえ。」と言いかえしたら、しばかれた(笑)。
*たくさんの方からの飼い犬への「ご弔辞」、ありがとうございました。チータさんは、お別れに際して、「タケル、ネンネちたな、バイバイ!」と優しく撫でていました。大げさですが、何か去りゆく命に対する慈しみと、その生命を受け継ぐ確固たる意思を感じてしまいました。連綿と続く生命の連鎖に改めて思いを馳せた次第です。
*今日のLong Tube Media
今日、10月29日の赤旗スポーツ欄に、太平洋戦争で志半ばで戦死した登山家のことが載っていた(写真)。
*朝、診察室に向かうと何やら女性用トイレから、呼ぶ声が…「でんき!」Tさんが、真っ暗の中から、顔だけ出して「せんせ、でんき!」。一瞬、リハビリのマッサージか何かで「電気」を当てて欲しいのかと思ったが、すぐに気が付く。でも、女性用トイレは入ったことがないし(笑)、スイッチの場所が分からず、やっとこさ、点灯した。「立ってるものは、医者でも使え!」と言う(笑)から、ま、ええっか?
*住吉市民病院存続の請願は、ひとまず継続審議まで持ち込むことが出来た。(写真は、そのニュースから)改めて、地域住民の存続要求の根強さに驚いている。文字通り、「市民の、市民による、市民のための、病院!」9月市議会でも審議されるので、運動を緩めず奮闘しよう!
― せんせ、わて、切れましてん!
― そやろ、税金や介護保険料はあがるし、来年からは、「高齢者医療制度」で医療費も高こうなるしな、気もちはわかるけどな。
― ん?
― そやけど、切れたらあかん、みんなで反対したり、介護保険料に不服審査請求するなどちょっとでも良いようにしていかんとな。署名用紙もあるし、名前書いといてや!
― ちゃいまんがな、薬がもうなくなって切れたから、出しておくなはれ!
診療の合間にギャグを書き留めた、古いノートが見つかりました。あまり、冴えたネタではありませんが、ちょっと再構成してみました。
「めまい」をおこして床についているFさん。眼振(目を動かした時の異常な運動)が少しあるだけで、たいした事はなさそうです。
― Fさん、少し横になっていたら良くなるよ!
― せんせ、目を診たらそんな事、分かるんか?
― そらそうや、何しろ私しゃ、めー(名、あるいは迷?)医やもんな。