病児保育利用希望で、「炎症性斜頸」の4才女児が来院、今まで複数の医療機関で、「寝ちがえ」と言われたそうだ。正直あまり丁寧かつ正確な診断とは言えないだろうな。(写真は、ブログ「ウーロンチャンネル」から)
熱もあまりなく、リンパ節など頸部の腫脹もほとんどなかったので、整形外科受診は見合わせて、6月9日現在、ほとんど斜頸は軽快したようだ。よかった…
病児保育利用希望で、「炎症性斜頸」の4才女児が来院、今まで複数の医療機関で、「寝ちがえ」と言われたそうだ。正直あまり丁寧かつ正確な診断とは言えないだろうな。(写真は、ブログ「ウーロンチャンネル」から)
熱もあまりなく、リンパ節など頸部の腫脹もほとんどなかったので、整形外科受診は見合わせて、6月9日現在、ほとんど斜頸は軽快したようだ。よかった…
*朝、一番手のGさん、「みんな、周りの人が採血の検査しているやろ、なんでわしだけせえへんのや、なんかおいてけぼりくらったようでさびしゅうてな」わかった、わかった、Gさん、ちゃんと今日は採血予定と電子カルテに書いたるよ!次に二番手のHさん、大腸癌検診の問診票に、「身内の人に大腸癌の方はおられますか」との答えに、「わし、生まれ故郷を出て大阪に来た時に、勘当の身で戸籍抜かれてしもたんや、そやから答えられへんのや」あのー、Hさん、そこに書いてあるのはそんな大げさなものではなく、分からなかったらそれでいいのよ!というわけで今日も「けったいな人々」の診察は続く…(笑)
*病児保育「まつぼっくり」へアデノウイルス性咽頭炎(迅速検査でウィルス陽性)入室中のKちゃん、熱は下がって、全身に痒みを伴わない粟粒疹がでてきた。(写真は下肢)経過から考えると、突発性発疹症と言える。このような例を診ていると、突発疹は、起炎ウィルスが特定のウィルスだけじゃなく、アデノを含めて、何か「症候群」といった病状だとつくづく思う。発疹が出ている間は、保育所登園停止とした。
杜甫の詩に「絶句漫興」という七言絶句があります。
腸は断つ江の春尽きんと欲するの頭《はじめ》
藜《あかざ》を杖つきて徐《おもむろ》に步み芳洲に立つ
癫狂の柳絮は風に随って舞い
軽薄の桃花は水を逐って流る
成都に滞在した時の作だそうです。この場合の「柳絮」は、行く春を悲しむと共に、漂泊の我が身にひきつけて、詠ったものといえるでしょう。宋詩とは違った唐詩の趣でしょうね。
*生後4ヶ月のTちゃん、すでにVSD(心室中隔欠損症)の診断はついており、左心室→右心室へのシャント量も多くないので手術適応ではないと結論づけられているが、ママがちょっぴり心配そうなので、心エコー検査をした。予防接種の前で、体動もあり、やや poor study だったが、L→Rシャントはカラードップラーで、痕跡程度と思われたので、半年後にエコーフォローとした。写真は不鮮明だが、赤丸部分がVSD血流と思われる。