カテゴリー別アーカイブ: 症例クイズ

5月16日の診療

*病児保育「まつぼっくり」で、J君に「外に行くか?」と言ったら付いてきた。といっても下の階のデイサービスの入り口を遠くから眺めただけだったが…デイケアのTさん、羨ましそうに、「わしも外へ連れてってほしいなあ」と。気持ちは分るけどね…

先日、7ヶ月男児のおむつに褐色の色の結晶が付着していると母親が現物を持参した(写真)。新生児期から幼若乳児期にたまにあることだが、尿酸塩の結晶だろう。血尿なんかではなく全く心配のないものだ。(参考:Dear Mom など)

おむつに付いた褐色のものは何?

おむつに付いた褐色のものは何?


*今日のメディア逍遥
〽弾む音低く押える伴奏のアンサンブルに託す真情


4月8日の診察室―症例クイズ(答え)

*外来の最後の患者、「この病気の薬、要りますか?」「うーん」「飲んでも効果ははっきりと分からないんですよ」「うーーん」と決められない患者と決められない医者の会話は永遠に(笑)続く。
*先日の症例クイズの答え。(1年ほど前に、Facebookに書いたが…)

念のため問題も…

9ヶ月男子、朝から機嫌悪く、泣き止まないとの訴え。嘔吐も1回あった。診察では、口唇周囲が白く、プレショック状態。母親が持参したもので診断の見当はついた。さて、何を疑い、確認するための手段は?

母親持参のおむつを見ると鮮血便(写真)。グリセリン浣腸で、多量の血便を確認、「腸重積」(Wikipedia)を強く疑うので、病院に緊急搬送した。転送先のA病院で、高圧浣腸、カニの爪サインという腸重積特有の画像があり、無事整復できたと返信があった。患児も元気になった由。このケースの場合は、決められない医者では困る(笑)

鮮血便のおむつ

鮮血便のおむつ


*今日のメディア逍遥

François de Fossa(en.wikipedia) の初めて聴くギターと弦楽器のトリオ。19世紀にまたがる作曲家らしい。旋律も春らしく、弦楽器にギターの音色が溶けこむようだ。

4月4日の診察室ー症例クイズ付き

*昨日に続いて、健診判定…やっと溜まっていた分が終わった(ヤレヤレ)、気分を変えて、ここで症例クイズ。以前にFacebook に書いたかもしれないが…9ヶ月男子、朝から機嫌悪く、泣き止まないとの訴え。嘔吐も1回あった。診察では、口唇周囲が白く、プレショック状態。母親が持参したもので診断の見当はついた。さて、何を疑い、確認するための手段は?答えは、来週にでも…
*帰宅途中で、ユキヤナギの花の向こうに桜の木、遊歩道を挟んで、ちょっと、色の組み合わせが面白かったので、写真を加工してみた。

ユキヤナギと桜の木

ユキヤナギと桜の木


*今日のメディア逍遥

久しぶりに、モーツァルトのト短調を聴いた。「疾走する悲しみ」(小林秀雄)ブリュゲンのライブがすばらしい。

3月19日の診察室

*昨日の「無熱性けいれん」のA君は、病児保育「まつぼっくり」で、その後けいれんの再燃もなく、ぐっすりお昼寝。昨日は、嘔吐、下痢があり迅速検査でロタウィルス陽性だったので、ロタウィルス性腸炎に伴う、「無熱性けいれん」と思われる。(日本小児神経学会質問コーナー)随分昔、以前の病院で複数例経験した。ウィルスによる中枢神経系への直接の侵襲か、脱水などの電解質異常によるものなのか、けいれんの直接の原因は良く分かっていないらしい。Nelson のテキストでは、なぜか記載がない。いずれにしても、予後の良いけいれんなので、経過観察で可とおもわれる。デイケアでは、みなで、演歌に合わせての踊りの鑑賞。

デイケアでの日本舞踊

デイケアでの日本舞踊


*今日のメディア逍遥

ちょっと珍しいので、ビバルディのチェンバロ曲。演歌での踊りを見て聴いたあとでは、なぜかビバルディも演歌っぽい(笑)

3月18日の診察室

*病児保育「まつぼっくり」に入室になった途端に、無熱性けいれんを起こしたA君、ある原因によるものだった。けいれんは、幸い、1分足らず、ダイアップ(けいれんどめ)座薬を挿入、開眼したので、そのまま経過観察とした。外来診療中でよかった!さて、その原因は?答えは明日にでも…
*今日のメディア逍遥

本日(3月18日)の赤旗文化欄「朝の風」より

本日(3月18日)の赤旗文化欄「朝の風」より


「小林多喜二にシゲティ演奏会のチケットを渡したのは誰?」とミステリー風だが、「犯人」推測はやや平板か?落合道人 Ochiai-Dojin ブログ とは、また違った説。そこで、シゲティのバッハの無伴奏バイオリンソナタ・パルティータを掲載。

Youtubeには、断片的しかないようですが、最近クイケンのBWV1001〜1006までの連続演奏CDがアップされている。

3月6日の診察室―症例クイズ(答)

*昨日まで空きのあった病児保育「まつぼっくり」、今日は一転して満室。昨日「溶連菌感染症」と診断したT君も熱もさがり、熱も下がり、発疹も幾分退潮しはじめていた。写真は、昨日の咽頭ぬぐい液溶連菌迅速検査の結果。

咽頭ぬぐい液溶連菌迅速検査

咽頭ぬぐい液溶連菌迅速検査

Facebookには、以下の様な回答を載せた。

みなさん、ご回答ありがとうございました。T先生、ご丁寧な鑑別診断、恐縮です。Rubella、IM、MCLSまでは、念頭においたのですが、Gianotti までは思い浮かびませんでした。診療所故、詰め切る検査はしていませんが、咽頭ぬぐい液溶連菌迅速検査で陽性でした(写真)。O先生、さすがですね。とりあえず、ペニシリン系(AMPC→PCG)を処方し、「病児保育」に入室、経過をみます。比較的低年齢だったのと、咽頭所見に乏しく(著明な発赤なし、苺舌もない)発疹の例だったので印象に残りました。


3月5日の診察室―症例クイズ

*1才男児、2日前より発熱、昨日より躯幹部に粟粒大の赤みがかった発疹が出現(写真)、痒みが少しある。他の所見では頸部リンパ節が両側性に小豆大の腫脹あるほかは、咽頭や結膜所見はあまり見当たらない。近医で「風疹」と診断されて当診来診した。さて、診断名と鑑別すべき疾患は?

躯幹部を中心とした粟粒疹

躯幹部を中心とした粟粒疹


*今日のメディア逍遥

米朝の落語は、知的でしかもどことなく品がある。「うちのおみつはポテレンじゃい!」囃子言葉の程よいテンポが心地良い。しかも、最後の「落ち」まで、あくまで論理的!