カテゴリー別アーカイブ: 映画を観ました

5月29日のオフ

「K2 初登頂の真実」を観てきた。今から、60年ほど前の山の装備はあんなんだったんだ。山に登り始めた頃は、そういえば、リュックもあのようなキスリングだった。イタリア語では、K2 は、Kappa due(カッパ・ドゥエ)というらしい。映画の後、K2 ではないが、高いところに登りたくなったので(笑)ビルの最上階の展望台へエレベーターとエスカレーターへ。淀川の橋のなんと多いことか!


4月29日のオフ

*今日のメディア逍遥
韓国映画「チスル」を観てきた。最近はこうした重い映画をたてつづけに観たことになる。戦後間もなく起きた韓国の済州島四・三事件を描いたものだ。現在の私たちが知り得ない歴史の闇、もっと思想化、肉体化するためには何が必要なのだろうか?その問いかけは、今も続いていると思う、

映画「チスル」

映画「チスル」

その4.3から逃れ大阪に住み着いた一人に、詩人の金時鐘さんがおらる。海に投げ捨てられた遺体のさまを後に彼は詩にしている。

日が暮れ
日が
たち
錘の切れた
水死人が
胴体を
ゆわえられたままま
群をなして
浜に
打ち上げられる。
南端の
透けるような
日差しの
なかで
夏は
見境いをもたぬ
死人の
顔を
おからのように
捏ね上げる。
三三五五に
遺族が
集まり
ずり落ちる
肉体を
無言のうちに
たしかめる。
潮は
満ち
退き
砂の
砂利が
夜をついて
ごうごうと
鳴る。

金時鐘「新潟」


4月23日の診療

*今日のメディア逍遥
〽もういいかい、骨になっても、まあだだよ(中山秋夫)

今日の前半は、「ハンセン病と三つの法律」という映画を観てきた。あ~、重い映画だった。医者の栄誉ってほんとなんだろう、朝鮮にまで広めていったハンセン氏病の差別と偏見、わが子のホルマリン標本と対面し涙ながらに抱きしめた患者…いろいろ考えさせられた。でも、ハンセン氏病の療養所って、長島愛生園、邑久光明園、菊池恵楓園、星塚敬愛園など、真逆な名前をつけたものだ。(Wikipedia

*病児保育「まつぼっくり」では、G君がお着替え中、さすがパンツをしかえるところまでは撮らなかったが…やっとズボンを履けたと思ったら、前後ろが逆だった、どうもオシッコが出来ないなあ(笑)

パンツはもう履いたよ!

パンツはもう履いたよ!


4月5日の診療

*すこし、足や腰が痛かったので湿布薬をもらおうと薬局にいたら、Kさんが入ってきた。「せんせ、ちょっと頼みがあるんや」「何や、お金の事と時間がかかる以外なら、相談に乗るで!」「ちょっとな、会員さん(医療生協組合員のこと)に入ってもらおと思て、わいの友達のところまで、一緒に来て、話してもらわれへんか」そんなことはお安い御用やと出かけたが、あいにく、相手は留守、Tさん、また、月曜日に訪問しような。
*今日のメディア逍遥
〽やんばるの森にはいらぬミサゴ鷹アサドラユンタ三線の花

知っているようで知らない、沖縄・高江集落の「オスプレイ・基地拡張反対」の戦い、そのドキュメンタリー映画「標的の村」を観てきた。沖縄の人たちの「体を張って」の抵抗の意味を改めて感じた。
「標的の村」堺映画会

「標的の村」堺映画会


3月21日のオフ

*風邪で調子がイマイチ、基本的には休息日とした。今日はお彼岸、仏壇とお墓に参った。ごく近所の墓に伯母が入ったらしいので、ご近所賑やかになってきた(笑)写真は、仏壇横の玄奘法師像。

はるばるヒマラヤの山を越えて

はるばるヒマラヤの山を越えて

昨日は、山田洋次監督の「小さいおうち」を観てきた。以前の山田作品では、泣くことはなかったが、なにかしら、涙腺が緩みがちだった。当方が年取ったせいばかりではないだろう、何か山田洋次監督の作風が変わったのかな?

*今日のメディア逍遥
〽あの人に「生きて帰れ」と届けたい赤い屋根ある小さいおうち

*外つ国言の葉の庭
Don Quijote para niños(14)

ANDANZAS POR SIERRA MORENA(…)

シエラモレナでの冒険

ANDANZAS POR SIERRA MORENA

ANDANZAS POR SIERRA MORENA

Llegando a Sierra Morena
y metida entre los arbustos
encontraron una maleta
con muchos poemas y oro.

シエラモレナに到着すると、灌木に満ちたところだったが、詩と黄金がいっぱいのツースケースを見つけた。

Llegando:llegar「到着する」の現在分詞、encontraron:enncontrar「見つける」の三複点過去、

Don Quijote pidió a Sancho
que él se fuera al Toboso
a llevar a Dulcinea
una carta de su amado.

ドンキホーテはサンチョにトボソへ赴き愛する人、ドゥルネシアのいる城へ書状を届けるように頼んだ。

llevar:「運ぶ」の不定詞


12月12日の診療

*今シーズン最後の保育所健診、無事終了!ちょっとの合間を見つけて、映画「ハンナ・アーレント」を観てきた。なかなか重いテーマだった。

昨日は、京都K子ども診の診療、久しぶりに、あの小児科的「雑踏」をたっぷり堪能してきた(笑)第1回目の最初の白血球が高かった患児は、百日咳というよりRSウィルスだったとの事、RS でも「百日咳様症候群」のような検査所見がくることがあるんだ。診療所にあった2014年4月の京都府知事選候補の尾崎望さんのビラをスキャンしてみた。ご奮闘を期待する。

尾崎望さんリーフレット

尾崎望さんリーフレット


*今日のメディア逍遥
〽Bedenken 考え抜いて考えよこの世の成り立ち内なるファシズム

映画「ハンナ・アーレント」

映画「ハンナ・アーレント」


11月16日の診療

*中断の患者さんへのチェック、当診では、なかなか厳しい(笑)来診されないのが、1ヶ月以上になると、「安否」の電話や訪問までする。またその結果を電子カルテに…何か「地の果て」まで追いかけるような感じだね(笑)なかには、その電話での女性スタッフの声が聴きたくて、わざと中断する方もおられるとか(笑)

午後からは、インフルエンザワクチンなど予防接種を約40本、さすがに疲れた…その後は、なぜかストローベリを縁ったケーキが待っていた。

*今日のメディア逍遥
この世では果たせぬ約束ガラス越し両手を合わせて無念の涙
「殺ってない」その一言で五十年塀の外にも届け真実!

映画「約束}

映画「約束}

疲れた足(ホントは手から腕)を引きづって、仲代達矢主演の映画「約束」を観てきた。なかなか、重い主題である。

映画『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』公式サイト


11月15日の診療

*近いうちに帰国することになっているTちゃん、今までも何回か日本と中国を往復したそうだ。予防接種は、私のやった分、およびこれからのワクチン予定のタグと中国での施行した記載が混じっている(写真)。また、大きくなったら日本に来るそうだ。それまで元気でね…


*今日のメディア逍遥
その前夜ロシアの大地踏みしめて揺らぐことなきリーザへの愛
父と子はついに和解はないものか未来は見えずそれぞれの道

明るい春の日は夕ぐれに近づき、ちいさなばら色の雲が澄みきった大空に高く浮かんでいたが、それは大空に漂うというよりも紺青色の深みにずんずんと溶けこんで行くように見えた。

ツルゲーネフ(Ива́н Серге́евич Турге́нев)「貴族の巣」”Дворянское гнездо” 冒頭 小沼文彦訳。

原文は、

Весенний, светлый день клонился к вечеру; небольшие розовые тучки стояли высоко в ясном небе и, казалось, не плыли мимо, а уходили в самую глубь лазури.

これくらいは、スッキリ分かるようになりたいものだ。動画は、その予告編?
次の少し饒舌で理屈っぽいトルストイの文章と比べると、ツルゲーネフの簡潔さがよくわかる。

入り口の階段のあたりでは、石と石との間から苔(こけ)のような若草が青みはじめていた。それは、何よりも強く人間の心にはたらきかける、特殊な春のひと時(とき)だった。あらゆるものを晴ればれと照らしながら、しかも暑くない太陽、雪どけの水、残んの雪、あたりに漂う香んばしい新鮮な空気、細長い透明な雲を浮かべた優しい青空。どういうわけか知らないけれど、こうした春の誕生のころおいが人間の心に与える影響は、大きな都会にいる方が強く、はっきり感じられるように思われる――目に見えるものこそ少ないけれど、感ずることは遥(はる)かに多いのである。

「青年時代」米川正夫訳