月別アーカイブ: 2013年11月

11月20日の診療

*今日は、病児保育「まつぼっくり」は久しぶりに利用児がゼロ。スタッフは日頃できない片付けなどに勤しんでいた。デイサービスでは、Hさんのお風呂、大きな声での絶叫(笑)、元気だな!一方、Yさんは、俯きながら、瞑想に耽っておられた。「来し方行く末」をいろいろ考えておられるのかな(笑)写真はその光景とデイサービス入り口にある、異国の媼の人形。


*今日のメディア逍遥
グールドの弾くモーツァルトソナタには孤高の中に厳しさ優しさ

久しぶりにモーツァルトのピアノ・ソナタを聴く。グールドの演奏は、悪く言えば、クールすぎとの評もあろうが、他家のピアニストとどこか違う。甘ったるい感傷を排し、音の流れよりも、一音一音の構成できちんと音楽を作り上げている感じだ。

11月19日の診療

*昨日の続き、肺結核(再発)のIさん、ご本人に説明して、抗結核剤の投与を開始した。予防法の書類(写真)とおり、REF(リファンピシン)、INH(イソニアジド)、EB(エタンブトール)、PZA(ピラジナミド)の4剤投与とした。正確な感受性検査は未だだが、うまく効いてくれることを願う。

結核予防法申請の書類から

結核予防法申請の書類から


*今日のメディア逍遥
港では異国の船との商いに「もうかりまっか?」と楽器たちの声


11月18日の診療

*11月初めから調子を崩しがちなIさん、当初CRP(炎症反応)が陽性だったため、点滴や経口で種々の抗生剤や抗菌剤を使った。ようやく、元気も出てきて、その効果ありと期待されたが、どうもCRPの値が下降はしてきたが、陰性にならない…全身状態もそんなに悪くなく、薬剤なしで経過を見ようと思ったが、10月中旬の結核菌培養で陽性だった。レントゲンでは、以前からの陳旧性と思われる陰影は5月以来変わらないと思うのだが(写真)…途中で服用していた、たった数日間投与でもニューロキノン系抗菌剤が病状を修飾した可能性あり、だとすれば痛恨の極みである。明日から、抗結核剤の3剤投与開始予定。

右上肺野の陰影

右上肺野の陰影


*今日のメディア逍遥
Youtube ダウンロードの方法は? 妻に聞かれてしばし困惑

ある婦人団体の新年会で使うらしく、CDにしろと言われたが、Windows マシンではよく分からない。試行錯誤のうえ、ようやくダウンロードできたが、CD完成はまだこれから。

11月17日のオフ

*小さな山道具屋で店員と世間話をしていたら、先日、金剛山に置いてきた(笑)ストックの代りに、Mont Bell のストックが欲しくなった(写真)Made in Korea だそうだ。ま、いいか、当面山登りは予定してないが…
写真
*今日のメディア逍遥
アルビノニ ベニスと言えばオーボエの美(うま)しメロディ ゴンドラの唄


11月16日の診療

*中断の患者さんへのチェック、当診では、なかなか厳しい(笑)来診されないのが、1ヶ月以上になると、「安否」の電話や訪問までする。またその結果を電子カルテに…何か「地の果て」まで追いかけるような感じだね(笑)なかには、その電話での女性スタッフの声が聴きたくて、わざと中断する方もおられるとか(笑)

午後からは、インフルエンザワクチンなど予防接種を約40本、さすがに疲れた…その後は、なぜかストローベリを縁ったケーキが待っていた。

*今日のメディア逍遥
この世では果たせぬ約束ガラス越し両手を合わせて無念の涙
「殺ってない」その一言で五十年塀の外にも届け真実!

映画「約束}

映画「約束}

疲れた足(ホントは手から腕)を引きづって、仲代達矢主演の映画「約束」を観てきた。なかなか、重い主題である。

映画『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』公式サイト


11月15日の診療

*近いうちに帰国することになっているTちゃん、今までも何回か日本と中国を往復したそうだ。予防接種は、私のやった分、およびこれからのワクチン予定のタグと中国での施行した記載が混じっている(写真)。また、大きくなったら日本に来るそうだ。それまで元気でね…


*今日のメディア逍遥
その前夜ロシアの大地踏みしめて揺らぐことなきリーザへの愛
父と子はついに和解はないものか未来は見えずそれぞれの道

明るい春の日は夕ぐれに近づき、ちいさなばら色の雲が澄みきった大空に高く浮かんでいたが、それは大空に漂うというよりも紺青色の深みにずんずんと溶けこんで行くように見えた。

ツルゲーネフ(Ива́н Серге́евич Турге́нев)「貴族の巣」”Дворянское гнездо” 冒頭 小沼文彦訳。

原文は、

Весенний, светлый день клонился к вечеру; небольшие розовые тучки стояли высоко в ясном небе и, казалось, не плыли мимо, а уходили в самую глубь лазури.

これくらいは、スッキリ分かるようになりたいものだ。動画は、その予告編?
次の少し饒舌で理屈っぽいトルストイの文章と比べると、ツルゲーネフの簡潔さがよくわかる。

入り口の階段のあたりでは、石と石との間から苔(こけ)のような若草が青みはじめていた。それは、何よりも強く人間の心にはたらきかける、特殊な春のひと時(とき)だった。あらゆるものを晴ればれと照らしながら、しかも暑くない太陽、雪どけの水、残んの雪、あたりに漂う香んばしい新鮮な空気、細長い透明な雲を浮かべた優しい青空。どういうわけか知らないけれど、こうした春の誕生のころおいが人間の心に与える影響は、大きな都会にいる方が強く、はっきり感じられるように思われる――目に見えるものこそ少ないけれど、感ずることは遥(はる)かに多いのである。

「青年時代」米川正夫訳


11月14日のちょっとの診療とオフ

*今日は、朝一番に病児保育「まつぼっくり」の「回診」を行い、国立文楽劇場へ行った。演目は「伊賀越道中双六」の通し狂言。朝10時過ぎから夜9時近くまでの通し狂言、いろいろな登場人物と筋はけっこう面白かった。以前、バイクで伊賀上野近辺を通った時、「鍵屋の辻・荒木又右衛門決闘の地」があったなあ。が、なにせ通し狂言をぶっ続けで観るのは、体力勝負だとつくづく感じた。

伊賀道中双六

伊賀道中双六


*今日のメディア逍遥
文楽の三味の音(ね)語る哀切にいつしかフォリアの弦と重なる


11月13日の診療

*今日から秋から冬にかけての保育所健診シリーズ。第1回はS保育所に。園児はおおむね元気、帰りには「〇〇先生、バイバイ!」と声を掛けてくれた。しかし、その頃には、聴診器をかけた耳が痛くなってきて、実は返事をするどころではなかったのではあるが…

写真は、天下茶屋前にあった「納税週間」に寄せられた小中学生の習字、なかには「消費税増税反対!」「税金をまけろ!」の声は子どもでも切実…
「納税週間」習字

「納税週間」習字


*今日のメディア逍遥
穏やかに刻むファゴット緩楽章旅路の果ての安らぎのよう


11月12日の診療

*母親の男の子兄弟二人の「たまたま」があるべきところにないと相談、さっそく触診してみると、停留精巣(以前は、「停留睾丸」と称していたが、最近はこう言うらしい)ではなく、袋のなかにちゃんと「たまたま」があり、あったとしても片側性の移動性精巣のようで、経過をみるだけでよさそうだ。以下のURLのことを母親に説明して納得してもらった。
http://www.osaka-med.jrc.or.jp/shounigeka/doctor/doc_tes02.htm

写真は、病児保育まつぼっくりの入り口にあった「万華鏡」?何が見えるか覗いてみたら、見える見える(笑)

*今日のメディア逍遥
稲刈りを終えたる田にも秋の太陽(ひ)とリュートビオロン閑かなる朝


11月11日の診療

*インフルエンザワクチン接種に来診されたご夫婦、夫君が先に済ませると次に妻君と世間話。「うちの亭主、家でじっとばかりしているので、ビリケンさんみたいやわ」「そんな比喩があるなんて、思いもつかなかったわ。でもビリケンやったら、足の裏を触ったらなんかええことあるんちゃうか、今度触らせてもらうわ」写真は、デイケア入り口にかってあったビリケン像。

今日11月11日は、亡父の誕生日、ちょっと以前の投稿を思い出しました。

晩秋の靱公園へ
父を乗せた車

デイケアでは、ビリケンさんが出迎え

デイケアでは、ビリケンさんが出迎え


*今日のメディア逍遥
木枯らしの一番が吹く夕べにはセロの音色がなぜかホッコリ