月別アーカイブ: 2014年4月

4月30日の診療

*今日の回診は、病児保育「まつぼっくり」のみ。連休の合間で、少ないと思ったが満室近くになっていた。ロタウィルス性胃腸炎の子どもをはじめ、落ち着いていた。

北宋・邵雍の七律「挿花吟」から「芳菲」

北宋・邵雍の七律「挿花吟」から「芳菲」

明日から五月、恒例により、Facebookのカバー写真を変えた。字句は、北宋・邵雍の七律「挿花吟」から採った。「芳菲」とは、花盛りのことだと言う。わが身が「筋骸の粗ね康健」であれば良いが…

頭上花枝照酒巵 頭上の花の枝は酒巵に照り 
酒巵中有好花枝 酒巵の中にも好き花の枝有り
身經兩世太平日 身は経たり 両世 太平の日
眼見四朝全盛時 眼は見たり 四朝 全盛の時
況復筋骸粗康健 況や復た 筋骸の粗ね康健なるに
那堪時節正芳菲 那ぞ堪えん 時節の正に芳菲なるに
酒涵花影紅光溜 酒は花影を涵し 紅光溜る
爭忍花前不醉歸 争か忍ばん 花前 酔わずして帰るに

*今日のメディア逍遥

今日は休診、最近休診続きだ(笑)

4月29日のオフ

*今日のメディア逍遥
韓国映画「チスル」を観てきた。最近はこうした重い映画をたてつづけに観たことになる。戦後間もなく起きた韓国の済州島四・三事件を描いたものだ。現在の私たちが知り得ない歴史の闇、もっと思想化、肉体化するためには何が必要なのだろうか?その問いかけは、今も続いていると思う、

映画「チスル」

映画「チスル」

その4.3から逃れ大阪に住み着いた一人に、詩人の金時鐘さんがおらる。海に投げ捨てられた遺体のさまを後に彼は詩にしている。

日が暮れ
日が
たち
錘の切れた
水死人が
胴体を
ゆわえられたままま
群をなして
浜に
打ち上げられる。
南端の
透けるような
日差しの
なかで
夏は
見境いをもたぬ
死人の
顔を
おからのように
捏ね上げる。
三三五五に
遺族が
集まり
ずり落ちる
肉体を
無言のうちに
たしかめる。
潮は
満ち
退き
砂の
砂利が
夜をついて
ごうごうと
鳴る。

金時鐘「新潟」


4月28日の診療

*朝、府営住宅の前を歩いていたら、Tちゃんが「センセー」と可愛い声、最初は気が付かなかったが、ご丁寧に追いかけて来てくれた。お母さん曰く「またMRワクチン打ちに行きますわ」。そうすると、Tちゃん、もう年長さんになったんだ。小さい頃は、出来立ての病児保育「まつぼっくり」の常連さんだったのに(笑)

風邪で調子悪かったSさん、微熱だったが、血液検査と胸部レントゲンを撮ったところ、肺炎で病院へ搬送した。高齢者の肺炎は、症状が非特異的で分からぬものだ。
右下肺野に浸潤像あり

右下肺野に浸潤像あり

*今日のメディア逍遥
〽現代の貧民窟ネットカフェ心の呻きに手を差し伸べよ
NHKスペシャル「調査報告・女性たちの貧困・~”新たな連鎖”の衝撃~」
2014年4月27日(日)午後9時00分~9時49分・再放送:2014年5月1日(木)午前0時40分~1時29分(30日深夜)

NHKスペシャル「調査報告・女性たちの貧困」Webページヘ

NHKスペシャル「調査報告・女性たちの貧困」Webページヘ

FB投稿:昨日、観ました。先日紹介した本と同様にそれなりに衝撃的な内容でした。ただ、宮本太郎さんの解説などは、「貧困の連鎖を断ち切れ」との主張は納得できるにしても、解決策が「各役所間の効率的な連携」だけでは、少し物足りなさも感じました。その批判は、 http://ameblo.jp/kokkoippan/entry-11835944779.html や、 http://ameblo.jp/tokutake-satoko/entry-11835477480.html などにあり、基本的に賛成ですが、エンゲルス「イギリスにおける労働者階級の状態」における現状告発的ルポだと位置づけるとしたら、第一弾としては、これはこれで良いのかもしれません。今朝のNHKあさイチ「子どもの貧困」は残念ながら観逃しました。

4月26日の診療

*今日は、外来終了後に久しぶりにセミナー受講(写真)、講演Ⅰは、「新規ワクチンの導入にどう対応するか―子どもと家族に寄り添う接種医の立場で―」、講演Ⅱは「ロタウィルス感染症:予防の重要性とワクチンのインパクト」、二つとも実際的で有益な講演であった。前者では、診療所でのワクチン接種の開始や間隔など細かいことを手直しする必要がありそうだ。後者は、ウィルス学からのロタウィルスの特性や脳炎・脳症などの看過できない合併症の話が聞けた。また、講演後質問したが、ロタウィルスによる無熱性けいれんは、どうやら日本特有のものではなく、脳炎・脳症との関連は薄そうだ。

大阪小児科医会予防接種セミナー

大阪小児科医会予防接種セミナー


*今日のメディア逍遥
〽シングルのたつきの路はなお険し子どもの貧困連鎖を断ち切れ
ひとり親家庭

ひとり親家庭

FB投稿より:私たちが考えている以上に、なかなか現状は深刻です。以前、私たちの病児保育で「ひとり親」の割合を調べたところ、約3割にものぼりました。このように、病児保育は、親の就労支援の大きな柱として位置づけられるべきです。ただ、本書では、病児保育は「派遣型」の民間企業の活動として評価されているのは残念なことです。公的な支援策として、まず「拠点型」のハード・ソフト両方の拡張を図る必要があると思います。阿部彩さんの同岩波新書「子どもの貧困 Ⅰ、Ⅱ」の提起するのとあわせて、子どもの貧困の連鎖を断ち切るためにも、向き合わなければならない課題でしょう。

4月25日の診療

*診察前にYさんと一緒に診療所前のベンチに座っていた。朝の冷え込みも和らぎ、ポカポカと良い気持ちだった。写真を撮る段になって、私の代わりにミレーの小バックをYさんの横に…なんだか「ゴドーを待ちながら」の雰囲気。「じゃ、行こうか?」「ああ」(と動かない)(笑)

英語版では

ESTRAGON:
Well, shall we go?
VLADIMIR:
Yes, let’s go.
They do not move.

ゴドーは未だ来ない!

ゴドーは未だ来ない!


*今日のメディア逍遥
〽学童を照らす陽の光木の間には陰移ろいて古楽の調べ


4月24日の診療

*デイサービスでは、高齢者が恒例(シャレにならないかな?)の Nさんの塗り絵、広重作「江戸百景」のうち、隅田川真崎で、筑波山遠景だそうだ。Nさん、桜の花と葉の色合いがなかなかのもの…

例によって一句
〽隅田川筑波にかかる桜花

*今日のメディア逍遥

都合により、休診(笑)

4月23日の診療

*今日のメディア逍遥
〽もういいかい、骨になっても、まあだだよ(中山秋夫)

今日の前半は、「ハンセン病と三つの法律」という映画を観てきた。あ~、重い映画だった。医者の栄誉ってほんとなんだろう、朝鮮にまで広めていったハンセン氏病の差別と偏見、わが子のホルマリン標本と対面し涙ながらに抱きしめた患者…いろいろ考えさせられた。でも、ハンセン氏病の療養所って、長島愛生園、邑久光明園、菊池恵楓園、星塚敬愛園など、真逆な名前をつけたものだ。(Wikipedia

*病児保育「まつぼっくり」では、G君がお着替え中、さすがパンツをしかえるところまでは撮らなかったが…やっとズボンを履けたと思ったら、前後ろが逆だった、どうもオシッコが出来ないなあ(笑)

パンツはもう履いたよ!

パンツはもう履いたよ!


4月22日の診療

*小児の来診のうちわけ、三分の一が、病児保育「まつぼっくり」の希望、三分の一が、ワクチン接種、残り三分の一が、発熱などの一般患児、最近ではずっとこんな感じである。以前も触れたが、ワクチン接種では、母子手帳に次の予定を、直接書くと汚れてしまうので、「付箋」で貼り付けるようにしている。(写真)「母子手帳」の発表の際には、「その現代的活用」として付け加えるかな?

母子手帳と電子カルテ画面

母子手帳と電子カルテ画面


*今日のメディア逍遥
〽ピリス弾く音の優しさ間奏はシューベルト吐くじかの息吹か?


4月21日の診療

*べんちゃらだと思うが、診察にやってきたUさん、「センセに診てもらうと十年若返るわ」、となるとあと七回か八回来られたら、子どもになる勘定やね。いいよ、小児科が専門だから、診てあげるよ。

デイケア昼食後、みなさん、熱心にパズルに挑戦!

この玉をこうして、あの玉をああして!

この玉をこうして、あの玉をああして!


*今日のメディア逍遥
〽ポリーニの丹精を背にシューベルト連綿抒情雨上がりの午後


4月20日の診療

*今日は、休日診療所出務、事前のFAXでは、だんだん患者・患児数は減ってきているとの事だったが、何の事はない、「感冒性腸炎」の下痢・嘔吐の子どもさんで一杯、今日も診療を「堪能」した。ま、それでも昼食にありつける少々の時間があったのだから良しとするか?インフルエンザは、B型が数人、A型が一人、以前ほど時間が切羽詰まっていなかったので、抗インフルエンザ剤の「功」罪について、親御さんに説明、「そんなら呑みません」とする方が複数人おられたのだから、少し「風向き」は変わってきたのかな?また、明日以降の保育所登園の是非について見通しを聞かれたが、確定的には言えない旨答え、「病児保育」の利用を薦めておいた。しまった事に、「まつぼっくり」の案内を渡すのを忘れてしまったが…

休日診療所玄関

休日診療所玄関


*今日のメディア逍遥
〽次々の診療のあとクールダウン効き目あるかなキス・オブ・ファイヤー