3月27日の診察室

*先週にひき続いて、明日の医局会にむけて、今シーズンのインフルエンザ流行状況の調査。予防接種をしたのにかかわらず、インフルエンザに罹患した例が目立つのと、抗インフルエンザ剤は、たかが1日弱くらいしか有熱期間を短縮しないことが目に付く。製薬会社発行の抗インフルエンザ剤のDI(Drug information)は、やたらに綺麗なパンフ。しかも内容は、薬剤AとBとの比較はあるが、抗インフルエンザ剤を使用しなかった例との比較対照の結果については、ほとんど触れられていない。原発「啓蒙」の口当たりの良い印刷物とどこか似ている。
*今日のメディア逍遥

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男


NHK-BS 映画「十二人の怒れる男」

社会派の巨匠シドニー・ルメットの、映画史上に残る裁判劇の名作。殺人容疑の17歳の少年を裁くために集まった12人の陪審員たち。完全に有罪と思われた評決が、無罪を主張するひとりの男によって大論議に発展。彼らが評決を下すまでの陪審室の模様をスリリングに描く。ルメット監督の映画デビュー作ながら、いきなりアカデミー監督賞にノミネートされ、ベルリン映画祭では金熊賞(グランプリ)を受賞した。

見事なまでに「三一致の法則」(「時の単一」「場の単一」「筋の単一」)を守った芝居。ヘンリー・フォンダ扮する一陪審員が呈する”Reasonable doubt”(合理的な疑い)は、法律用語らしいが、良い言葉だ。「インフルエンザに抗インフルエンザ剤を投与するのは常識だ。とか、原発事故後と子どもの甲状腺癌とは関係ない。などの事象には”Reasonable doubt”がある。」との言い回しができる。

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