「こくちなし」ではすまされない ― 診療でのギャグ(その 23)

白と黄色のコクチナシの花先日、梔子くちなしを題材にした詩を紹介した折、コクチナシにも触れた。今日、往診に出かけた患家がある市営住宅の花壇に、そのコクチナシが咲いていた。八重の花弁で、白と黄色の花の色があるようだ。地面に這うように植わっているので、クチナシに比べれば、木の丈はずいぶんと低い。咲く花の密集度も違うのか、臭いもそんなにはきつくない。

と、ここまでは全く真実の話である。ここからは、幾ばくかのフィクションが混じる。

今日の往診では、前回が初診だったMさんに、検査の結果を説明した。

— そういうわけやから、これからも検査のたんびに、なんにも隠さずに言うからな。 — そうしてんか、頼みまっせ、せんせ。 — と、かけて「アパートの前の花の反対」と解くちゅうことやな。心は「コクチナシ」(告知こくちなし)やったらあかん。 — なんか、まわりくどーて、よお、分からん、ギャグやな、それを言うなら、年金は「こくちなし」ではすまされない、国民一人一人に、葉書で早よ~に、ちゃんと知らせえや、そのことをちゃんと言うた、日本共産党に今度はいれまっさ。

まわりくどいギャグという点では、M さんと、どっこいどっこいと思うが…

 


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