今日は、青空文庫からの引用だけに留めます。
原子爆弾 即興ニスギズ
夏の野に幻の破片きらめけり
短夜を倒れし山河叫び合ふ
炎の樹雷雨の空に舞ひ上る
日の暑さ死臭に満てる百日紅
重傷者来て飲む清水生温く
梯子にゐる屍もあり雲の峰
水をのみ死にゆく少女蝉の声
人の肩に爪立てて死す夏の月
魂呆けて川にかがめり月見草
廃虚すぎて蜻蛉の群を眺めやる
上記青空文庫には、原民喜の原爆をテーマにした作品が公開されています。また、峠三吉の「原爆詩集」も忘れられない作品です。62年目のヒロシマ原爆忌、合掌…