オンディーヌについての三つの誤解

身内の結婚式へゆく往復の車中で、学生時代に観たことのある、ジロドゥの戯曲「オンディーヌ」を読みました。芝居の内容は、すっかり忘れてしまいましたが、この芝居に因む「オンディーヌの呪い」については、記憶の片隅にあり(たしか生理学の教科書にもあったように思います)、後に睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気を診た時には、口にも出した事もあります。しかし、今回改めて、三つの誤解があった事が分かりました。最初に、原作者をジロドゥではなく、てっきりアヌイと思っていました。次には、この戯曲や元になったフーケの小説でも、呪いが発動されるのは、夫が他の女性を愛してしまった時であり、睡眠とは一応無関係のようです。第三の誤解は、「オンディーヌの呪い」は、SAS ではなく、先天性中枢性肺胞低換気症候群という稀な疾病の別名のようです。
ジロドゥの戯曲は、結構読み応えのあるものでした。水の妖精オンディーヌや、人間界の代表ハンスやベルタなど象徴的な意味はいろいろあるでしょうが、芝居の世界には、登場しただけで観客を魅了してしまうような魔力を感じる事がありますが、そんな芝居の一つだと思いました。オンディーヌの配役は誰にしましょうかね?うーーん、若い頃の加賀まりこなんかどうでしょうか。
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