タグ別アーカイブ: ドン・キホーテ

3月23日のオフ

*今日は、全日の中央救急診療所出務に疲れ気味、空いた時間で、葉室麟「秋月記」を読んだ。爽やかな読後感だった。主人公は、山本周五郎の「樅の木は残った」の原田甲斐のような役割である。あらすじや批評は、「独り読む書の記」に詳しいが、ひとつだけ間違いがある。原猷(みち-原采蘋)の漢詩ではなく、彼女が引く(ひいては作者が)のは、彼女の師広瀬淡窓の「蘭」という詩である。

 ひと幽谷ゆうこくうちに生じ
あに世人の知るを願はんや
時に清風の至る有れば
芬芳ふんぼうみずかし難し

葉室麟『秋月記』

葉室麟『秋月記』

*外つ国言の葉の庭

Don Quijote para niños(15)(…)ANDANZAS POR SIERRA MORENA(…)Y Sancho emprendió el camino
decidido a llegar pronto
para volver enseguida
junto al hidalgo garboso.

ANDANZAS POR SIERRA MORENA

ANDANZAS POR SIERRA MORENA

そして、サンチョは街道をたどり、すみやかに到着するために、気品高き郷士の隣へと直ちに赴くよう決心した。

emprendió:emprender「着手する」の三単点過去、decidido:decidir「決める」の過去分詞、llegar:「到着する」の不定形、volver:「向きを変える」の不定詞、

Muy pronto se encontró al cura
y también al buen barbero
que querían que don Quijote
se fuera de nuevo al pueblo.

すぐに司祭に出会い、また、ドン・キホーテがふたたび人々の中で暮らすことを願う善良な理髪師にも出会った。

se encontró:encontrarse「出会う」の三単点過去、querían:「欲する」の過去未来(推量)、fuera:ser「〜である」の三単接続法過去ra形


3月21日のオフ

*風邪で調子がイマイチ、基本的には休息日とした。今日はお彼岸、仏壇とお墓に参った。ごく近所の墓に伯母が入ったらしいので、ご近所賑やかになってきた(笑)写真は、仏壇横の玄奘法師像。

はるばるヒマラヤの山を越えて

はるばるヒマラヤの山を越えて

昨日は、山田洋次監督の「小さいおうち」を観てきた。以前の山田作品では、泣くことはなかったが、なにかしら、涙腺が緩みがちだった。当方が年取ったせいばかりではないだろう、何か山田洋次監督の作風が変わったのかな?

*今日のメディア逍遥
〽あの人に「生きて帰れ」と届けたい赤い屋根ある小さいおうち

*外つ国言の葉の庭
Don Quijote para niños(14)

ANDANZAS POR SIERRA MORENA(…)

シエラモレナでの冒険

ANDANZAS POR SIERRA MORENA

ANDANZAS POR SIERRA MORENA

Llegando a Sierra Morena
y metida entre los arbustos
encontraron una maleta
con muchos poemas y oro.

シエラモレナに到着すると、灌木に満ちたところだったが、詩と黄金がいっぱいのツースケースを見つけた。

Llegando:llegar「到着する」の現在分詞、encontraron:enncontrar「見つける」の三複点過去、

Don Quijote pidió a Sancho
que él se fuera al Toboso
a llevar a Dulcinea
una carta de su amado.

ドンキホーテはサンチョにトボソへ赴き愛する人、ドゥルネシアのいる城へ書状を届けるように頼んだ。

llevar:「運ぶ」の不定詞


3月17日の診療

*デイサービスでは、Eさんの髭剃りサービス、男前がさらにアップしたよ!

ちょっとじっとしててね!

ちょっとじっとしててね!

*今日のメディア逍遥
〽コンチェルト花をうるおす朝露にプリマベーラ季節ときを感じる

*外つ国言の葉の庭

Don Quijote para niños(10)(…)EL ENCUENTRO CON LOS GALEOTES(…)

Don Quijote y Sancho Pansa

Don Quijote y Sancho Pansa

Don Quijote pensó entonces
que él debía liberarlos
porque según le gritaban
no habían hecho nada malo.

ドン・キホーテは、その時、思った、彼らを自由しなければならない。と。なぜなら、彼に「ちっとも悪いことはしていない」と大声で叫んでるではないか。

pensó :pensar「〜と思う」の三単点過去、debía:deber「〜べきである」の三単線過去、liberarlos:liberar「解放する」+los、gritaban:gritar「叫ぶ」の三複線過去、habían:haberの三複線過去

Pero aquel comisario serio
no estaba dispuesto a aquello
y le pidió por favor
que se dejara de juegos.

しかし、かの長官はかような事態に心の準備ができておらず、ゲームを止めるように丁重に求めた。

estaba:estarの三単線過去、pidió:pedir「求める」の三単点過去、dejara:dejar「止める」の三単過去ra形接続法


3月16日のオフ

*マルクス・エンゲルス全集のWeb版(On-line版)というのがあるようだ。(大月書店マルクス・エンゲルス全集 On Line)無料体験版が用意されているので、試してみた。

マルクス=エンゲルス全集 Online

マルクス=エンゲルス全集 Online

「批判は鎖にまつわる想像の花をむしりとってしまったが、それは、人間が夢も慰めもない鎖を背負うためではなく、鎖をふりすてて生きた花をつみとるためであった。」(ヘーゲル法哲学批判.序説)

それぞれ、PDFで収録されているが、その本体はテキストではなく、あくまで画像形式であるのが難点である。なんとか無料のOCRソフトでテキスト化できるかな?

*今日のメディア逍遥

今日はお休み(笑)
EL ENCUENTRO CON LOS GALEOTES

EL ENCUENTRO CON LOS GALEOTES

*外つ国言の葉の庭
Don Quijote para niños(10)

EL ENCUENTRO CON LOS GALEOTES(…)

ガレー船のドレイとの出逢い・

Pero otra vez duró poco
la dicha del buen escudero
pues a un serio comisario
su amo no le tuvo miedo.

しかし、またもや、善良なるしもべには、幸せな時はあまりにも短かった。なぜなら、尊大な長官へは彼のご主人様は怖いもの知らずだった。

duró:durar「持続する」の三単点過去、tuvo:tener「持っている」の三単点過去

Aquel comisario llevaba
doce presos encadenados
que conducían a galeras
para remar sin descanso.

かの長官はガレー船で休みなくオールを動かす12人の鎖で繋がれたドレイを連れ立っていた。

llevaba:llevar「連れて行く」の三単線過去、conducían:conducir「運転する」の三複線過去、remar:「船を漕ぐ」不定詞


3月4日の診療

*インフルエンザは下火といえども、まだA型、B型ともに「くすぶって」いる。病児保育「まつぼっくり」では、B型の子どもだが、問い合わせはずいぶん少なくなっているとのこと。

もう少しでふだんの保育所へ通園できるよ!

もう少しでふだんの保育所へ通園できるよ!

*今日のメディア逍遥
〽諧謔を少し交えたコブシありビオラ・ダ・ガンバ大人の雰囲気

クラシック音楽の小窓-第2楽章ヨハン・フリードリッヒ・ルーエの「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」

*外つ国言の葉の庭

Don Quijote para niños(6)

ドン・キホーテとサンチョ・パンサ

ドン・キホーテとサンチョ・パンサ

LAS PRIMERAS AVENTURAS
LA DE LOS MOLINOS
Y LA DE LAS OVEJAS(…)

風車小屋と羊の群れへの最初の冒険

Y salieron por caminos
y por los campos de la Mancha
confundiendo los molinos
con grandes gigantes con aspas.

街道とラ・マンチャの野原へ向かって出発したが、風車小屋を背の高く、羽根の生えた巨人と間違えた。

salieron:salir「出発する」三複点過去、confundiendo:confundir「混同する」の現在分詞

El viento movió las aspas
y don Quijote salió volando
pensando que a sus gigantes
alguien los había embrujado.

風が羽根を動かし、ドン・キホーテは中に舞って飛んでいった、誰かが巨人に魔法をかけたと思いながら。

movió:mover「動かす」の三単点過去、salió:salir「出る」の三単点過去、volando:volar「飛ぶ」の現在分詞、pensando:pensar「…と思う」の現在分詞、había:haberの三単線過去[había+過去分詞で、「すでに〜してしまった」]、embrujado:embrujar「魔法をかける」の過去分詞


3月3日の診療

*前回、小声で「変わりありません」と告げられたAさん、今日は少し大きな声で「変わりありません」と…(笑)

飾り付けされた、雛人形、第6弾!


*今日のメディア逍遥
〽頬になお冷たい外気が過ぎる朝バッハカンタータ一番を聴く

*外つ国言の葉の庭

ちょっと妖艶なドゥルシネア

ちょっと妖艶なドゥルシネア

Don Quijote para niños(5)(…)

EL PRINCIPIO DE LA HISTORIAEl

hidalgo iba montado
a lomos de Rocinante
el escudero llevaba a Rucio,
un borrico sin mucho plante.

郷士は、ロシナンテの馬の背に乗って、従者は、駄馬で貧相なルシオに連れてゆかれた。

iba:ir「行く」の三単線過去、llevaba:llevar a …「…に連れてゆかれる」の三単線過去

Y a Dulcinea del Toboso
la eligió como su dama
para ofrecerle su amor
y sus valientes andanzas.

そして、彼の愛と数々の素晴らしい冒険を捧げるために、トバソのドゥルシネアは、貴婦人として選ばれた。

eligió:elegir「選ぶ」の三単線過去、ofrecer(le):ofrecerse「提供する」の不定詞


3月2日のオフ

*地元自治会幹事会、やっと1年間の役員の任期が切れようとしている。今日は、業務引き継ぎの日だが、その引き継ぐ相手がいない(泣)。ま、いいか、次期会長と副会長に、今年度の行事内容を渡しておいた。

お雛様第5弾、我が家ではまずその枠組みだけを組み立てた。
ケッコウな段数ですな!

ケッコウな段数ですな!

*今日のメディア逍遥
〽人知れず沼地に花咲く水仙に寄り添い語るビオラ・ダ・ガンバ

*外つ国言の葉の庭

ドン・キホーテ挿絵

ドン・キホーテ挿絵

Don Quijote para niños(4)

(…)EL PRINCIPIO DE LA HISTORIA(…)

Y le promete una ínsula
para ser gobernador
y Sancho se vuelve loco
de alegría ante aquel honor.

そして、その領主の地位を与え「領地」を約束し、サンチョは正気ではなくなり、そんな名誉を前にして喜び勇む。

promete:prometer「約束する」の三単現在形、se vuelve:volverse「戻る、〜になる」の三単現在

Don Quijote y Sancho Panza
-que era su nombre completo-
recorren toda la Mancha
sin temor al sol o al viento.

ドン・キホーテとサンチョ・パンサ、―彼の名前と苗字だったが―は、太陽や風におかまいなく、ラ・マンチャの全部を巡礼する。

era:ser「〜である」の三単線過去形、recorren:recorrer「歩きまわる」の三複現在形


2月26日の診療

*デイサービスにも春の気配…お雛さんが飾られていた。

お内裏はんは向かって右は「標準仕様」?

お内裏はんは向かって右は「標準仕様」?

*今日のメディア逍遥

先日も紹介したが、京都への電車の中では、「凍てつく世界」を読んでいた。ドイツでは、国会議事堂焼き討ち事件を機に、ファシズムへの傾斜が急速に進んだが、日本では、78年前の今日起こった二・二六事件だろう。毎年、この日には、青空文庫に収められている、河合栄治郎の「二・二六事件に就いて」を読むことにしている。写真は、翌日の朝日新聞(FB友の犬丸さんがアップされていた。)

事件を使える新聞

事件を使える新聞

…筆者は之等これらの人々を個人的に知らず、知る限りに於て彼等と全部的に思想を同じくするものではない。然しファッシズムに対抗する一点に於ては、彼等は吾々の老いたる同志である。ややもすれば退嬰たいえい保身に傾かんとする老齢の身を以て、危険を覚悟しつつその所信を守りたる之等の人々が、不幸兇刃きょうじんに仆るとの報を聞けるとき、私はい難き深刻の感情の胸中に渦巻けるを感じた。

ファッシストの何よりも非なるは、一部少数のものが〈暴〉力を行使して、国民多数の意志を蹂躙じゅうりんするに在る。国家に対する忠愛の熱情と国政に対する識見とに於て、生死をして所信を敢行する勇気とに於て、彼等のみが決して独占的の所有者ではない。吾々は彼等の思想が天下の壇場に於て討議されたことを知らない。いわんや吾々は彼等に比して〈敗〉北したことの記憶を持たない。然るに何の理由を以て、彼等は独り自説を強行するのであるか。…

…今や国民は国民の総意か一部の暴力かの、二者択一の分岐点に立ちつつある。此の最先の課題を確立すると共に社会の革新を行うに足る政党と人材とを議会に送ることが急務である。二月二十日の総選挙は、れ自身に於ては未だ吾々を満足せしめるに足りないが、日本の黎明れいめいの総選挙より来るであろう。黎明は突如としてき起これる妖雲よううんによって、しばらくは閉ざされようとも、吾々の前途の希望は依然として彼処そこに係っている。
此の時に当たり往々にして知識階級のささやくを聞く、此の〈暴〉力の前にいかに吾々の無力なることよと、だが此の無力感の中には、暗に暴力讃美さんびの危険なる心理が潜んでいる、そして之こそファッシズムを醸成する温床である。暴力は一時世を支配しようとも、暴力自体の自壊作用によりて瓦壊がかいする。真理は一度地にまみれようとも、神の永遠の時は真理のものである。此の信念こそ吾々が確守すべき武器であり、之あるによって始めて吾々は暴力の前に屹然きつぜんとして亭立しうるのである。

この文章の意が通用するのは、毎年、同じことを書こうと、やはり、現在の悲劇であるとくり返さざるをえない。
〽燃えているものは我らが民主主義あの頃に似た時代を憂う
*外つ国言の葉の庭

ドン・キホーテ挿絵

ドン・キホーテ挿絵

Don Quijote para niños(2)

(…)EL PRINCIPIO DE LA HISTORIA(…)

Vivía Alonso Quijano
en un lugar de la Mancha
era alto y desgarbado
y con una frente bien ancha.

アロンゾ・キハーノは、ラ・マンチャの田舎で暮らしていたが、彼は背が高く不格好な体型で、たいへん幅広のオデコだった。

vivía:vivir「住む」の三単線過去、era:ser の三単線過去

Como todo un caballero
que se precie y tenga fama
decide cambiar su nombre
por don Quijote de la Mancha.

馬を自慢し、名望あるような、完全無欠のナイトにあこがれ、名前を「ドン・キホーテ・デラ・マンチャ」に変えた。

se precie:preciarse「自慢する」の三単現在接続法、tenga:tener の三単現在接続法、decide:decidir「決める」の三単現在


2月25日の診療

*病児保育「まつぼっくり」は、B型が隔離室を占め、インフルエンザの主流となっているようだ。まさかと思ったが、やっとの思いで病児保育を探し当てたS君は、A型だった…(泣)当面隔離室は空きそうになく、ご要望に応えられなくてごめんね、S君とお母さん。m()m

民商は、これから3月末まで確定申告で超多忙!民商事務のSさんもちょっとグロッキー気味、しょうがない、少し点滴するか?当方も、ようやく確定申告完成した(ホッ)(収入の多寡ではなく、複数の所から給与がでているためだが)写真は、民商のポスターと当方の「確定申告」。

*外つ国言の葉の庭Don Quijote para niños(1)

ドン・キホーテ挿絵

ドン・キホーテ挿絵

「ドン・キホーテ」を易しくリライトしたWebというのは、なかなかないですね。詩の形で書いたサイトが、 http://www.slideshare.net/dana75pr/don-quijote-para-nios にありましたので、毎日一連か二連ほど気長に解説してゆきたいと思います。

Os voy a contar la historia
de un tal Alonso Quijano
que vivió sin mucha gloria
hace cuatrocientos años.

君たちにアロンゾ・キハーノの物語を話してるあげよう。彼は、たくさんの栄光には恵まれず、400年前に生きていた御仁。

Os:君たちに(間接目的語) voy a + (動詞不定詞):〜しよう un tal: vivió:vivir(「生きる」の三単線過去) hace:前置詞的な使い方で「〜の以前に」

Cervantes nos dejó escrita
esa historia de aventuras
en la que un hidalgo manchego
perdió pronto su cordura.

セルバンテスは、私たちに正気を失ったラ・マンチャの郷士の冒険物語を書物として遺した。

dejó:dejar「残す」の三単点過去 perdió:perder「失う」の三単点過去

*今日のメディア逍遥
〽新しき季節を前にオーボエは過ぎゆく時を惜しむ響きか


2月22日の診療

*日中は、そよふく風も心なしか春の気配、デイケアでは、美女が三人…もうすぐ春ですな。片方では、Uさんが、漢字の勉強、聞けば検定四級に挑戦するとか…「ええと、『けいい』はどう書くんやったかな?」「Uさん、それは織物の縦横という語源で、したがって漢字の偏は…」「ああ、いとへんやったな」大丈夫、四級は合格や!

Zwei Schönes Frauen(往年の 笑)

Zwei Schönes Frauen(往年の 笑)


*今日のメディア逍遙
〽果てしなき大地踏みしめ幾千里スラブの魂今はいずこに

*外つ国言の葉の庭

今日は、お休み、一段落したら、子供向けの「ドン・キホーテ」の詩でも読みますかな?