タグ別アーカイブ: 原爆忌

こよなく晴れた青空に…

今日は、ナガサキ原爆忌、原爆投下後から、献身的な救護活動に当たった永井隆博士の「長崎の鐘」から、青空文庫では、作業中だが、終わりの部分のみ引用…

「カーン、カーン、カーン。」澄みきった音が平和を祝福してつたわってくる。事変以来長いこと鳴らすことを禁ぜられた鐘だったが、もう二度と鳴らずの鐘となることがないように、世界の終りのその目の朝まで平和の響を伝えるように、「カーン、カーン、カーン。」とまた鳴る。人類よ、戦争を計画してくれるな。原子爆弾というものがあるが故に、戦争は人類の自殺行為にしかならないのだ。原子野に泣く浦上人は世界にむかって叫ぶ、戦争をやめよ。唯愛の捉に従って相互に協商せよ。浦上人は灰の中に伏して神に祈る。希わくばこの浦上をして世界最後の原子野たらしめ給えと。鐘はまだ鳴っている。

みたびゆるすまじ、原爆を!合掌…


夏の野に幻の破片きらめけり

今日は、青空文庫からの引用だけに留めます。

 原子爆弾 即興ニスギズ

夏の野に幻の破片きらめけり

短夜を倒れし山河叫び合ふ

炎の樹雷雨の空に舞ひ上る

日の暑さ死臭に満てる百日紅

重傷者来て飲む清水生温く

梯子にゐる屍もあり雲の峰

水をのみ死にゆく少女蝉の声

人の肩に爪立てて死す夏の月

魂呆けて川にかがめり月見草

廃虚すぎて蜻蛉の群を眺めやる

原民喜 青空文庫作家ノート ウィキペディア

上記青空文庫には、原民喜の原爆をテーマにした作品が公開されています。また、峠三吉の「原爆詩集」も忘れられない作品です。62年目のヒロシマ原爆忌、合掌…