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四川省大地震、お見舞い申し上げます

今日の赤旗「潮流」に四川省の大地震に関連して、成都に縁りのある杜甫の詩の中の、太字の部分が引かれていた。

江亭 杜甫

担腹江亭暖
長吟野望時
水流心不競
雲在意倶遲

寂寂春將晩
欣欣物自私
故林歸未得
排悶強裁詩

腹をたいらかにすれば江亭こうていの暖かに
長くぎんじて野を望むる時
水は流るれど心はきそわず
雲は在りてとものどかなり
寂寂せきせきとして春はまされなんとして
欣欣きんきんとして物は自ら
故林こりん帰ること未だ得ず
うれいをはらいて強いて詩をつく

杜甫の苦難の生涯では比較的穏やにすごした蜀(四川省)の地、その思いが伝わってくる五言律詩である。地震直後の被災地では、とても、「雲は在りて意は倶に遅かなり」とはいかぬと思うが、ここは敢えて、「悶いを排いて強いて詩を栽る」意味で、全文を掲載した。とともに、「いまは生命の危機と破壊の中にうめく、被災者たちに一日も早い安らぎを、と願うばかり」なのは、潮流子と同様である。